日時 | 2013年10月6日(日) 14:00開演 |
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会場 |
第一生命ホール [座席図:第一生命ホール ウェブサイト] |
出演 |
前橋汀子(ヴァイオリン) 児玉桃(ピアノ) 福川伸陽(ホルン) N響メンバーによる室内オーケストラ(管弦楽) 山口裕之(コンサートマスター) 第1ヴァイオリン:大林修子 宇根京子 森田昌弘 第2ヴァイオリン:木全利行 俣野賢仁 山田慶一 ヴィオラ:飛澤浩人 小野聡 チェロ:藤村俊介 山内俊輔 コントラバス:本間達朗 オーボエ:青山聖樹 和久井仁 ホルン:今井仁志 勝俣泰 チラシで発表いたしましたN響メンバーによる室内オーケストラの出演者に変更がありました。 予めご了承くださいますようお願い致します。 コントラバス 吉田秀→本間達朗 |
曲目 |
オール・モーツァルト・プログラム ディヴェルティメント ニ長調 K.136 ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 「トルコ風」 K.219(ヴァイオリン:前橋汀子) ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K.495(ホルン:福川伸陽) ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K.414(ピアノ:児玉桃) |
チケット |
S席¥6,000 A席¥5,000 ヤング¥1,500(枚数限定/小学生以上、25歳以下) |
2012年、演奏活動50周年を迎えた前橋汀子は、日本を代表する国際的ヴァイオリニストとして、その優雅さと円熟味に溢れる演奏で、多くの聴衆を魅了してやまない。5歳より小野アンナ、斎藤秀雄、ジャンヌ・イスナールに学んだのち、17歳で旧ソ連国立レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)創立100年記念の一環として、日本人初の留学生に選ばれ、ミハイル・ヴァイマンのもとで3年間学んだ。 その後、ニューヨーク・ジュリアード音楽院でロバート・マン、ドロシー・ディレイ等の指導を受け、さらにスイスでヨーゼフ・シゲティ、ナタン・ミルシテインの薫陶を受けた。 その後、国内外で活発な演奏活動を展開、ベルリン・フィル、英ロイヤル・フィル、フランス国立管、クリーブランド管、イスラエル・フィル等を始めとする世界中のオーケストラと、ストコフスキー、メータ、ロストロポーヴィチ、ケンペ、サヴァリッシュ、マズア、小澤征爾ほか多彩なマエストロたちと協演している。室内楽の分野でも、ピアノのイェルク・デームス、クリストフ・エッシェンバッハ、アナトール・ウゴルスキ等の名手たちと共演している。 また、レニングラードの変貌ぶりをレポートしたNHKテレビ番組『前橋汀子・わが心の旅』は多くの人々に感動を与えた。 近年小品を中心とした親しみやすいプログラムによるリサイタルを全国各地で展開、2005年から年1回東京・サントリーホールで開催している「アフタヌーン・コンサート」は大好評を博している。一方、J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ」全曲演奏会、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会など、本格的なプログラムにも積極的に取り組んでいる。 2004年日本芸術院賞、2007年第37回エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞受賞。2011年春の紫綬褒章受章。 使用楽器は1736年製作のデル・ジェス・グァルネリウス。 |
幼少の頃よりヨーロッパで育ち、パリ国立音楽院に学ぶ。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位に輝く。その後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響など、世界のトップオーケストラと共演。 リサイタルでは、ロンドンでデビューを飾り、以降欧米の各地で活躍。マール・ボロ、ベルリン、ラ・ロック・ダンテロンをはじめ、数多くの国際音楽祭から招かれている。最近は、06年メルクル指揮北ドイツ放響の定期演奏会に出演し、細川俊夫の新作世界初演を行い高く評価された。08年は、水戸室内管のヨーロッパ・ツアーのソリストを務めたほか、メシアン生誕100年を記念した5回にわたるシリーズ公演を行い、2009年中島健蔵音楽賞および、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど高い評価を得た。2012年には、2011年9月に開催したリサイタル「児玉桃ピアノ・ファンタジー vol.1」が佐治敬三賞を受賞。また、2013年にはルツェルン音楽祭、ウィグモアホール、東京オペラシティ文化財団の共同委嘱による「細川俊夫:練習曲集」を11月ルツェルン音楽祭にて世界初演予定。12月には東京オペラシティにて日本初演予定。パリ在住。 |
「福川伸陽のホルンの響きが聴こえてくると、世界が一瞬にして変化するような気がする。ここではない世界のどこからか、不意に風が吹きわたってくるかのように。」(毎日新聞) 「技のデパート」(音楽の友) 「日本のホルン演奏の歴史を変えたといっても過言ではない」(日本ホルン協会) 2008年、第77回日本音楽コンクール ホルン部門第1位受賞。ソリストとして、バッハ、モーツァルト、シューマン、リヒャルト・シュトラウス、ブリテン、シャブリエ、サン・サーンス、オリヴァー・ナッセン、ルース・ギップス(日本初演者)などのホルン協奏曲を小林研一郎、下野竜也、沼尻竜典、手塚幸紀、梅田俊明、藤岡幸夫らの指揮者と、日本フィルハーモニー交響楽団や東京フィルハーモニー交響楽団他と共演。また、東京オペラシティ主催のリサイタルシリーズ「B→C バッハからコンテンポラリーへ」などのホルンリサイタルや「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」をはじめとする室内楽コンサートにも多数出演し、サントリーホール、東京文化会館、東京オペラシティ、東京国際フォーラム、津田ホール、札幌コンサートホールKitara、大阪NHKホールなど、全国各地で演奏している。リサイタルや室内楽、協奏曲の演奏は、NHK、テレビ朝日、NHK-BSやNHK-FMをはじめ、ドイツ、イタリアなどでも放送されている。「ホルンのレパートリーの拡大」をライフワークとして、作曲家への委嘱活動や、珍しい室内楽の紹介を積極的に行っている。そのため、日本初演や世界初演も数多く、吉松隆作曲「Spiral Bird Suite」、藤倉大作曲「PoyoPoyo」は、福川伸陽のために書かれた。オーケストラ奏者としては、20歳で日本フィルハーモニー交響楽団に入団し、首席奏者として重責を担う。小澤征爾、ヴァレリー・ゲルギエフ、ヘルベルト・ブロムシュテットなどの世界的指揮者との共演も数多い。2013年よりNHK交響楽団首席代行。ホルンを丸山勉、故田中正大、ブルーノ・シュナイダーの各氏に師事。2006年、財団法人アフィニス文化財団の海外研修員として、一年間イギリスへ留学。デヴィッド・パイアット(ロンドン交響楽団首席奏者)、ジョナサン・リプトン(ロンドン交響楽団)の両氏のもとで研鑽を積み、ロンドン交響楽団にも客演した。洗足学園音楽大学、フェリス女学院大学、昭和音楽大学の非常勤講師として、後進の指導にもあたっている。2010年、キングレコードよりソロCD「Rhapsody in Horn」を、2013年4月には「ラプソディ・イン・ホルン 弐」をリリース。 |