日時 | 2012年10月6日(土) 14:00開演 |
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会場 |
第一生命ホール [座席図:第一生命ホール ウェブサイト] |
出演 | 森麻季(ソプラノ) 山岸茂人(ピアノ) |
曲目 |
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588よりアリア「岩のように私の心は微動だにしない」 チャイコフスキー:「四季」op.37 bisより10月 秋の歌 ※ピアノ・ソロ マーラー:交響曲第4番より第4楽章「天上の生活」 ブラームス:間奏曲イ長調op.118-2 ※ピアノ・ソロ デュパルク:旅への誘い(詩:ボードレール)/悲しき歌(詩:ラオール)/フィディレ(詩:リール) *** ドビュッシー:星の夜(詩:バンヴィル)/うすら明かりに(詩:ヴェルレーヌ)/マンドリン(詩:ヴェルレーヌ)/妖精は良い踊り子 ※ピアノ・ソロ/亜麻色の髪の乙女 ※ピアノ・ソロ/ミンストレル ※ピアノ・ソロ/木馬(詩:ヴェルレーヌ)/緑(詩:ヴェルレーヌ)/愛し合って眠りましょう(詩:バンヴィル) サン=サーンス:愛し合って眠りましょう(詩:バンヴィル) *出演者の希望により、当初発表したプログラムより一部変更となりました。 <アンコール> 久石譲:「スタンド・アローン」(NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ) プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より“ムゼッタのワルツ” ヘンデル:歌劇「リナルド」より“涙の流れるままに” マスカーニ:“アヴェ・マリア”(原曲:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 - 間奏曲) 第一生命ホール公演に寄せて ドビュッシー生誕150年に因んで、今回のプログラムは、ドビュッシーの歌曲を中心に、あわせてデュパルク、サン=サーンスのフランス作品で後半構成しました。歌曲は特に詩がとても素敵なので詩の朗読とともに演奏します。作品の魅力をより身近に感じていただきたいという思いから数年前からはじめたのですが、内容がわかると音楽がしみじみと伝わってくると皆さんから好評をいただいています。マーラー「天上の生活」は、マーラーの交響曲第4番の第4楽章で、ソプラノ独唱とオーケストラのために書かれた作品です。もちろんオーケストラとも共演をしていますが、山岸さんとも何度も演奏をしてきました。「私たちは天上の喜びを楽しむ。だから俗世間のことはもう知らない。俗世間の騒ぎは天上にはきこえない。すべては最高の柔和な安息の中で生活している」と穏やかに音楽がはじまり、賑やかなリズムと物悲しい調べが重なり合って・・・「天使たちの歌声が気持ちをほがらかにさせ、全てが喜びに目覚める」と安らぎに満ちた響きの中に終わるのですが、この歌を歌うとき、不思議といつも、亡くなったかわいい猫たちのことが思い出されるのです。私は大の猫好きで、一番多いときには21匹の猫たちが家にいたほど。いつもそばにいて、わたしに喜びと安らぎを与えてくれた大好きな猫たちが、旋律に誘われて、嬉しそうに今もどこかで魂を輝かせている姿がみえてくるようで、心が救われる思いがします。こういうところも、音楽の素敵なところですね。 今回はわがままをいって(!)私の好きな作品ばかりをプログラムにさせていただきました。そのために、当初予定していたプログラム(告知曲)を少し変更させていただいております。必ずしも頻繁に演奏される作品ではありませんが、歌うほどに好きになります。私自身、楽しみに歌わせていただきますので、皆様にも、好きな音楽を見つけていただけたら、とても嬉しいです。 森 麻季 |
チケット |
S席¥5,000 A席¥4,500 B席¥3,500 ヤング¥1,500(小学生以上25歳以下) |
東京藝術大学、同大学院独唱専攻修了。高丈二氏に師事。文化庁オペラ研修所修了後、ミラノとミュンヘンに留学。プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクールを はじめ、多数の国際コンクールに上位入賞を果たす。数々のオペラに出演し成功をおさめ、小澤征爾、アシュケナージ等著名指揮者や国内外の主要オーケストラと共演多数。ドレスデン国立歌劇場やトリノ王立歌劇場に出演する等、近年の海外での活躍も目覚しい。古典から現代まで幅広いレパートリーを誇り、コロラトゥーラの類稀なる技術、透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、日本を代表する国際的なオペラ歌手として常に注目を集めている。 CDはエイベックス・クラシックスより、最新CD「アヴェ・マリア」など6枚リリースしている。ワシントン・アワード、出光音楽賞、ホテルオークラ賞、安宅賞 受賞。 オフィシャル・ホームページ http://www.makimori.com/ |
1994年東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、97年同大学大学院(音楽学専攻)修了。 在学中に安宅賞受賞。 2000年よりライナー・ホフマン教授によるドイツ歌曲講習会を度々受講する。 ピアノを川口恒子、渡辺健二、高出紘子の諸氏に、また、音楽学を船山隆、本田脩の各氏に師事。 声楽の伴奏者としては演奏家から常に深く信頼され、これまで著名な歌手と数多く共演を重ねる。二期会イタリア歌曲研究会ピアニスト。 |