日時 |
中央区立明石小学校 2024年6月7日(金)9:35~10:20/10:40~11:25/11:30~12:15 |
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出演 | 浜まゆみ(マリンバ)、小林拡史(打楽器) |
概要 |
対象者:4年生 人数:100名 助成:助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)│独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
♪シュミット:ガーナイア
~楽器紹介・振動体験~
♪リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
♪ゴメス&ライフ:レインダンス
♪マンフレッド:アイネ クライネ ティッシュムジーク
~みんなの知っている打楽器が出てくるかな?~
♪イエッセル:おもちゃの兵隊の行進
♪アブレウ: ティコティコ
♪ハチャトゥリアン:剣の舞
【レポート】
「ガーナイア」
小林さんがジャンベをひとりひとりに差出し、たたくことを促し、各たたき方にこたえるようにたたき返しながら座席の間を練り歩きました。 導入から、次は自分の番!と、どきどきしながら、どういう風にたたこう、と楽しみに待つ緊張感と、浜さんのマリンバに重なる、自分のたたく音、小林さんの反復の音で、参加意識が高まったと感じました。
「マリンバの振動体験」
浜さんがどきどきするような前振りの説明をし、生徒・保護者・先生まで、全員ひとりずつマリンバの振動体験を行いました。体験前はどんなことになるのか?と緊張の表情でしたが、全員が同じ体験することで、その場の参加者全員で、感動を共有した喜びを感じているように見えました。「レインダンス」
浜さんが曲についてと、イメージの膨らませ方を説明してから演奏に入り、小林さんが、効果音的に多くの楽器を奏でました。聞き入っている生徒が多く見受けられ、今回のプログラムの中で一番、集中して聞き、何かを受け取れているように見えました。
「ティコティコ」」
お二人の演奏に合わせて、ボディパーカッションを、子どもたちの前に出て一緒に行っていると、子どもからの視線を感じ、一生懸命にマスターしてやりたい、という強い意識を感じました。
一方的に演奏を聴くだけでなく、ひとりひとりが持っている参加したい意欲を、無理なくTRYできる打楽器の楽器の特性、全員参加のプログラムの工夫、テンポよく緩急つけての進行で、その場の全員が楽しんでいるように思いました。
クラスごとに反応の違いも感じられましたが、4年生と保護者、先生にぴったりな演奏と知識欲を満たす説明が盛り込まれたプログラムに思いました。
(トリトンアーツサポーター 観察レポートより)
【子どもたちのアンケートより】(抜粋)
●雨や風、雷、蜂の飛んでいる様子を楽器であらわしていて本当のように想像できて楽しかった。
●色々な楽器を使って、いろいろな音が聞けて良かった。
●ジャンベで会話したのが楽しかった。
●音楽を聴いているだけでイメージが伝わってきてすごいと思った。音楽の力ってすごいと思った。
●音楽には本みたいな力があるんだなっと思いました。
桐朋学園大学音楽学部演奏学科打楽器科マリンバ専攻を首席で卒業。同大学研究科修了後、アメリカミシガン大学打楽器科大学院留学。1999年、第2回世界マリンバコンクール第2位。これまでに東京交響楽団との共演、Percussive Arts Society コンベンション(テキサス、米国)“Time for Marimba”にて招聘演奏・パネリストとして出席。The University of California Davis(米国)、チアパス州立芸術科学大学(メキシコ)、The University of Michigan(米国)、California State University, Fresno(米国)、Denison University(米国)にて演奏・マスタークラスを行う。第1回ラテンアメリカマリンバコンクールにて審査委員を務める。国内外で演奏活動を行なう傍らでトークを交えながら幅広い層に親しめるサロンコンサートも行なっている。 |
桐朋学園大学音楽学部演奏学科打楽器専攻を卒業。大学を卒業した後、オランダ・ロッテルダム音楽院のジャズ科で学び、ヨーロッパで録音やライブの演奏活動を始めました。現在は主に国内を中心にドラムセットの演奏をメインとした、タレントのバックバンドやライブサポート、また自身のバンドでのライブ活動(かつどう)なども行っています。クラシック、打楽器アンサンブルやカホン、ジャンベなど民族打楽器も演奏します。 |