日時 |
2022年11月28日(月)・30日(水) 9:45~10:35/10:45~11:35/11:45~12:35 |
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出演 |
三味線 簑田 弘大/新保 有生(コンサート:笛)/長井 麻江/都築 明斗/桐生 怜奈 |
概要 |
対象者:1年生 人数:194名 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
■三味線体験(2日間)課題曲「さくら」
■ミニコンサート
♪三世 並木 五瓶 作詞/四世 杵屋 六三郎(六翁)作曲:「勧進帳」より(抜粋)
【レポート】
江東区立有明中学校にアウトリーチに行ってきました。
対象は、中学1年生の3クラス。音楽の先生から三味線体験を行いたいとご依頼いただき、日本音楽集団の三味線奏者、簑田弘大さんに講師をお願いしました。日本音楽集団は、いつも第一生命ホールで共催公演を行っているほか、小学校でのアウトリーチ(箏体験と箏と尺八鑑賞の「Meet the 和楽器」)でご一緒しています。
クラスごと、2日間にわたるアウトリーチで、1日目はしっかり三味線の体験、2日目は体験をした後、歌舞伎の長唄を鑑賞してもらうというプログラムです。 1日目は、はじめて三味線を構えるところからスタート。楽器を右膝に置いて左手で棹を下から支えます。撥は右手の薬指と小指の間に挟むのですぐに指が痛くなり慣れるまで少々大変な様子。それでもさすが中学生、文化譜と呼ばれる楽譜の見方もすぐに覚えて、簡単な練習曲で、3つの絃を弾く練習をした後、スムーズに「さくら」の練習に入ることができました。
2日目は、初日の復習をしてからいよいよ「さくら」全曲へ。最終的に三味線の3つの絃すべてを使って1曲完成して皆で合奏することができました。最後は、講師の先生たちによる演奏を鑑賞する時間です。三味線体験のアシスタントとしても来てくださっていた新保有生さんは実は日本音楽集団の笛の奏者で、中学校で使っている音楽の教科書にも写真が掲載されていることをお話しすると、皆びっくり。三味線4人と笛で、長唄「勧進帳」から演奏を聴いてもらいました。
日常生活で長唄など日本の伝統楽器による演奏を聴く機会は少なくなっていますが、今回のように実際に楽器を体験して、目の前で演奏を聴くことで、興味を持つ機会になればと思います。
(トリトンアーツ スタッフ)
【生徒たちのアンケートより】
●今回の体験を通して和楽器に興味を持ちました。もっと知りたいと思った。
●思っていたより複雑で難しかったけど弾けるようになって楽しかった。あっという間の時間でした。
●コンサートの生演奏の迫力がすごかった。手の動き、声の大きさに聴き入ってしまった。
● コンサートは自分が弾いた時と全然違う音色、音量に驚いた。
●三味線、歌、笛の音が重なったりして情景がうかんだ。