日時 |
2021年12月13日(月) ①9:35~10:20 ②11:35~12:20 ③13:25~14:10 |
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出演 |
金管五重奏団 バズ・ファイブ [上田じん/野呂紀之(トランペット) 友田雅美(ホルン) 加藤直明(トロンボーン) 石丸薫恵(テューバ)] |
概要 |
実施会場:中央区立久松小学校 体育館 対象者:4年生4クラス、5年生3クラス 人数:230名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
♪ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲より
♪ジブリメドレー
♪L.アンダーソン:ラッパ吹きの休日 (トランペット紹介)
♪W.A.モーツァルト:ホルン協奏曲第1番より第1楽章 (ホルン紹介)
♪L.デンツァ:フニクリ・フニクラ (テューバ紹介)
♪H.フィルモア:ラッサストロンボーン (トロンボーン紹介)
♪スーザ:星条旗よ永遠なれ より(アンサンブルの説明)
♪M.アーノルド:金管五重奏曲より第3楽章
【レポート】
手を振りながら入場したバズ・ファイブに、子どもたちは期待を膨らませていた様子でした。
1曲目のウィリアム・テル序曲に子どもたちはリズムを身体で感じていました。 演奏者が子どもたちとコミュニケーションを取ることで、距離が縮まった様子が見られました。 演奏だけでなく、バズ・ファイブの名前の由来にも釘付けになっていたのも印象的で、「バズ」は、トイストーリーと関係があると思いきや、関係ないというシャレにアッと笑っていましたが、説得力ある説明を聞き、納得していた様子が見られました。名前の由来でもある、「バズ」の説明を唇で振るわせて音を出すことだということを、実践的に説明することで、よく伝わっていたと思います。2曲目のジブリメドレーでは、曲が移り変わるごとに何の曲かわかったように反応していました。 3曲目からは楽器紹介も兼ねた曲を披露していました。 子どもたちは、首を上下に振ってリズムを取ったり、音の大きさと迫力にびっくりしたり、圧倒されている様子でした。子どもたち一人一人に向け、演奏されていて、その様子に圧倒されていたのだと思います。 「星条旗よ永遠なれ」では、アンサンブルの構成を説明されていました。アンサンブルの中での各楽器の役割を認識したことで、プログラム最後のアーノルドの「金管五重奏曲」はしっかり聴き入っていた様子でした。
バズ・ファイブの皆さんは、子どもたちに長い時間聴いてくれたことに感謝をしていて、最後まで音楽を届ける気持ちを持っていたことがよくわかりました。子どもたちも最後は手を振って演奏者たちを見送っていて、45分間楽しい時間を過ごせたことが感じられました。 子どもたちが楽しく音楽を聴けるように、演奏者が雰囲気作りも含め、構造的に考えられていることが分かりました。小学生たちも聴くときはしっかり聴いて、拍手をして、クラシックにマナーも体感的に理解していた様子でした。
(トリトンアーツサポーター 観察レポートより)
【子どもたちのアンケートより】(抜粋)
●ていねいに教えてくれたので音をよく聞き分けられた。すごく近くで見られてものすごく楽しかった。
●リズムにのって足を動かしたりしていると体の中に音が入っていくような気がしました。
●なぜ金管楽器は音を出す場所が丸いのか疑問になりました。
●初めてのコンサートでした。嬉しい気持ちになりました。楽しかったのでまた聞きたいし、もっとコンサートに行ってみたいと思いました。
●知らない曲も楽しめた。
●楽器の説明がおもしろおかしくて耳にスラスラ入ってきてわかりやすかった。
●ほかの楽器も知りたくなった。
●テューバなどの振動が伝わってきた。
●音楽は人を楽しくさせられるものだと心から感じました。
●1つ1つの楽器に特徴や役割があって、高い音と低い音で組み合わせたらとてもきれいな1つの音にも聞こえ、もっといい音楽ができることがわかった。
●みんなが主人公でかっこよかった。
●コンサートを聞きながらこの楽器はこういう音で、この楽器のここの役割は何かな?とか考えるのが楽しかった。
●1つの楽器だけだと寂しいがみんなで吹くと楽しくなるという事を感じた。いろんな楽器を合わせると楽しくにぎやかに聞こえる。
●作曲した人がどのような思いで書いたのかも考えられた。
●それぞれの楽器の特徴と役割、意味があることがよくわかり、楽しんで聞くことができました。これから音楽の聴き方が少し変わると思った。
●いろいろな楽器のいろいろなパートが合わさることで音楽なんだと思いました。
●5つの音が重なって美しいハーモニーを奏でていた。もっと音楽を聴いてみたと思った。どれか1つの楽器でも欠けるとできない美しい演奏・曲でした。
●1つの楽器では感じられない音の重なりが素敵だった。