【プログラム】
♪アンダーソン：ワルツィング・キャット
♪アンダーソン：ブルー・タンゴ
♪ベートーヴェン：弦楽四重奏曲第2番より第4楽章(年中・年長)
～リクエスト～
　♪ゆげのあさ(年少）
　♪小さな世界＆ミッキーマウスマーチ(年中）
　♪風も雪もともだちだ(年長）
♪コルンゴルト：弦楽四重奏曲第２番より第２楽章

【レポート】

　「アウトリーチセミナー」の修了生４名で弦楽四重奏を組んで、毎年楽しみにしてくださっている晴海幼稚園へ音楽をお届けしました。
　１月の緊急事態宣言により開催が懸念されましたが、園長先生とも感染症対策の強化として、歌は歌わず聴く、演奏者や園児同士の距離を十分に開けるなどを確認して実施できることとなりました。幼稚園でも行事が中止になることが多く、「音楽会」だけは聴かせてあげたかったのでとおっしゃっていただきました。
　この弦楽四重奏グループでアウトリーチを実施するのは３回目（10/1豊洲保育園、11/16晴海こども園に続き）ですが、おおまかなプログラムを初めに決めて、それを各園に合わせてブラッシュアップしてくれました。アウトリーチ毎にリハーサルでは、「ここをもっとこうしたほうがよかった」「これはどうかな？」と、20分間のプログラムでも何度も話し合って調整しています。＜10/1豊洲保育園、11/6晴海子ども園のレポートはこちら＞

　今回はまだ実施をしていない３０分間のプログラム。２つの園で実施をした経験を踏まえて「ベートーヴェンとコルンゴルトの２曲とも子どもたちは聴けるのではないか？」「違うタイプの曲で、一つは『音楽の会話』、もう一つは『想像しながら聴く』だから、子どもでも分かるように誘導すれば飽きないと思う。」など意見を交わしてプログラムを検討しました。
　実際、晴海幼稚園の子どもたちは最後まで集中して聴いてくれ、先生方からも「プログラム構成や演出に毎年工夫があり、その後の保育でも子どもたちが楽器に親しむきっかけとなっています。」という嬉しいお手紙をいただきました。
　アウトリーチはただ目の前で演奏するだけでなく、演奏者が音楽と真剣に向き合い、そして子どもたちとも真剣に向き合うことで本当の『音楽』が伝わるのではないかと感じます。

（トリトンアーツスタッフ　観察レポートより）