日時 |
2020年11月16日(月) ①10:00~10:15 ②10:30~10:45 ③11:00~11:20 |
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出演 | 弦楽四重奏[鈴木由美/山本有莉(ヴァイオリン) 大森悠貴(ヴィオラ) 和泉景子(チェロ)] |
概要 |
実施会場:中央区立晴海こども園 遊戯室 対象者:0歳児~5歳 人数:150名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
♪アンダーソン:ワルツィング・キャット
♪アンダーソン:ブルー・タンゴ
♪さんぽ(0~2歳)
♪となりのトトロ(3~5歳)
♪コルンゴルド:弦楽四重奏曲 第2番より第2楽章
【レポート】
第一生命ホールのすぐそばにある晴海子ども園で、0~5歳児に向けて、弦楽四重奏の演奏をお届けしました。
まずは、チェロの和泉景子さんがお一人で登場。楽器で「にゃーお」と猫の鳴き声を演奏すると、部屋の扉の向こうからも「にゃーお」とヴァイオリンの鈴木由美さん、山本有莉さん、ヴィオラ大森悠貴さんが楽器で応えて登場。アンダーソン作曲「ワルツィング・キャット」の演奏でコンサートが始まりました。
次に、それぞれの楽器の音を聴いてもらいながら、楽器を紹介。子どもたちは、床を伝わってくるチェロの音の振動に合わせて足でリズムをマネしてみたり、ヴァイオリンやヴィオラは「見たことある!」「優しい音」と感想を教えてくれたりしました。
アンダーソン「ブルー・タンゴ」では、リズムに合わせて手拍子を。音楽が小さくなったら手拍子も優しく、音楽が大きく賑やかになったら手拍子も一緒に大きく、踊りのリズムを感じて手拍子で参加しながら、音楽の広がりを感じてもらいました。
リクエストのあった「さんぽ(0~2歳児)」「となりのトトロ(3~5歳児)」の演奏に合わせて歌を口ずさんでもらった後、最後の曲はコルンゴルト作曲「弦楽四重奏曲第2番より第2楽章」です。ヴィオラの大森悠貴さんと、ヴァイオリンの山本有莉さんが、この曲を聴いたり演奏している時に想い描いたイメージを絵にかいたものを、それぞれ見せてくれました。大森さんは「雨が降って、葉っぱに当たって跳ねて、キラキラ光っているみたい」、山本さんは「朝、お買い物に行って、どんなお菓子作ろうかな、わくわくしている時」の絵。同じ曲を聴いたり弾いていても、思っていることが違うよね、みんなはどんな風に聴こえるかな?と問いかけて、最後の曲を聴いてもらいました。
コンサートが終わると、子どもたちが「楽しかった」「いい気持ち」「優しい気持ち」「きれいだった」などなど口々に感想を教えてくれました。初めて聴く弦楽四重奏の曲も、色々な切り口の働きかけで身近に感じ、想像を膨らませたり、体全体で音楽を感じてくれていたようでした。
(トリトンアーツスタッフ 観察レポートより)
3歳からヴァイオリンを始める。洗足学園音楽大学を卒業。卒業時に優秀賞受賞。 第4回日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。2008-09年兵庫芸術文化センター管弦楽団アソシエイトプレイヤー。洗足ニューフィルハーモニック管弦楽団首席ヴァイオリン奏者、桐朋学園芸術短期大学演奏助手などを務める。現在、洗足学園中学・高等学校非常勤講師助手。 |
4歳よりヴァイオリンを始める。武蔵野音楽大学器楽科ヴァイオリン専攻卒業。在学中、福井直秋記念奨学金を受給。第62回東京国際芸術協会新人演奏会に出演。現在はソロ・室内楽をはじめ、アーティストツアー同行など幅広い活動を行うと共に後進の指導にあたっている。 ミラベル室内アンサンブルメンバー。ヴァイオリン教室 Nous-ぬう-主宰。 |
第 24 回日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。第16回20回大阪国際コンクールファイナル入選。第70回東京国際芸術協会新人演奏会に出演。 現在、桐朋学園大学音楽研究科修士2年に在学し、ヴィオラを磯村和英氏に師事。 |
11歳からチェロを始める。東京芸術大学附属音楽高校を経て、東京芸術大学を卒業。泉の森ジュニアチェロコンクール銅賞。 現在はオーケストラ、室内楽の演奏会に出演するほか、後進の指導にもあたっている。 |