日時 |
2020年2月7日(金) 箏体験 ①10:45-11:30 ②11:35-12:20 ミニコンサート 13:40-14:25 |
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出演 |
日本音楽集団 米澤浩(尺八)、熊沢栄利子(箏) |
概要 |
実施会場:中央区立月島第三小学校体育館 対象者:小学4年生 人数:合計85名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
■お箏体験(45分間)
■ミニコンサート(45分間)
♪「HAYAOパラフレーズ」(編曲:米澤浩・熊沢栄利子)
♪六段の調(八橋検校)
♪鹿の遠音(古典本曲)
♪春の海(宮城道雄)
♪双魚譜 4章(吉松隆)
【レポート】
生徒数が多いにも関わらず全体的に穏やかで落ち着いた雰囲気の子どもたちでした。まずは演奏家から楽器は床に置いてありますが、大切な楽器ですので絶対にまたがないこと!などのお話がありました。
子どもだけではなく先生でもついうっかりやってしまいそうですが、しっかりと約束を守っていました。
お琴は演奏中正座するので最初は慣れない所作ながらしっかりと正座をしていましたが長くは続かず、特に音を出しはじめると右手の指の動きに夢中になり姿勢がおろそかになってきました。どうしても左側に体重をかけてしまうので、しっかりとした音が鳴りにくくなってしまいます。普段の生活ではない姿勢の連続は大変だったのではないでしょうか。しかし頑張ったかいがあって演奏家からはしっかりとしたいい音が出ているとお褒めの言葉をいただきました。
演奏家の手元を大きなモニターで映していたので子どもたちも自分の手の動きとの違いなど分かりやすかったようです。それでも実際の演奏は難しく、2人1組で1面を使っていたので自然とお互い協力して助け合いながら進めているように感じました。次弾く弦を指さす人、音の番号を読み上げる人、ハミングでイメージ(リズム・メロディ)を伝えている人などいろいろと工夫して相手がスムーズに演奏できるように伝えていました。
いよいよリレー演奏を最後まで通したときには自然と拍手が起こりました。そして先ほどよりもさらに素晴らしいというお褒めの言葉をいただきました。すっかりお琴に関心を持ち、終わりの時間になってもまだまだ演奏を続けたそうな残念な名残惜しそうな表情をする子どもたちがとても印象的でした。
この後は楽しみな給食時間。今回演奏家も教室に入って皆と一緒に給食交流会をしました。教室に入るや否や「こっちこっち!」と班の席まで案内してくれました。おいしそうなメニューやおかわりじゃんけんの様子に演奏家も子どもたちと同じ目の高さで楽しく話に花がさきました。
(トリトンアーツスタッフ 観察レポートより)