日時 |
2019年12月10日(火) ①14:00-14:30 ②15:00-15:30 |
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出演 |
内藤歌子(ヴァイオリン) 佐々木大輔(コントラバス) 北岡羽衣(クラリネット) 髙橋朋子(ホルン) 富田真以子(打楽器) |
概要 |
実施会場:中央区立子ども発達支援センターゆりのき内 対象者:0~6歳の親子 人数:40組 助成等:文化庁 文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
♪アンダーソン:そりすべり
♪どんぐりころころ
♪ゼキーニャ・ジ・アブレウ:ティコ・ティコ
♪ハーライン:星に願いを
♪モンティ:チャルダッシュ
♪「赤鼻のトナカイ」
♪「あわてんぼうのサンタクロース」
♪ハチャトゥリアン:剣の舞
♪モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
【レポート】
コントラバスのリズムに合わせて演奏者が入場すると、次に太鼓が聞こえてきてワクワク感が増し、手拍子をしたり踊り出す子もいました
演奏家がドングリコロコロに合わせて「愛称」で自己紹介すると、声を出して笑ったり名前を復唱する子がいました。子どもたちとの距離が最初から縮まったように感じました。
楽器紹介で、ホルンが「かたつむり」を弾いたとき、「あっ」とつぶやく子がいました。
打楽器のティコティコのようにラテンリズムや早く楽しい曲は、わかりやすく心地よかったようで、子どもたちもお母さんと一緒に体を動かして楽しそうでした。
星に願いのように遅いテンポの曲では、子どもたちが静かに聴いていたので、お母さんたち自身も音楽を楽しんでいる表情がみられました。チャルダッシュは、曲のスピードが変化するため、びっくりしたり喜んだりする表情がみられました。速い曲、遅い曲の取り合わせがよかったと思います。
コントラバス、打楽器は楽しい動きなどは顔や体で表現して弾いていて、見ていて楽しかったです。管楽器はどうしても顔の表情もわかりづらいので、メロディを吹くときは、楽器を持ち上げたり立ち上がったりするのもいいかもしれません。
聴いているだけでちょっと飽きてきたタイミングで、一緒に鈴を鳴らす演奏はよかったと思います。年長さんは、ほとんど全員一人で鈴を上手にならしていました。打楽器奏者の演奏指導が非常にわかりやすく、見ていても楽しい動きでした。2曲で3種類の鳴らし方をするのも、ちょうどいい量だと思いました。
子どもたちは演奏のときは静かに聴き、また演奏家とのおしゃべりのときには大きな声を出し、コンサートを楽しんでいたと思います。最後、静かな曲で終わり、子どもたちも安らかな気分で帰ることができたのではないでしょうか。
(サポーター 関谷 匡 観察レポートより)