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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2019年6月20日(木)
〇箏体験 ①9:40-10:25
     ②10:45-11:30
     ③11:40-12:25
〇ミニコンサート 13:40-14:25
出演 日本音楽集団 
米澤浩(尺八) 熊沢栄利子(箏)
概要 実施会場:江東区立有明西学園 ランチルーム
対象者:小学4年生3クラス
人数:合計108名
助成等:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】

■お箏体験(45分間)

■ミニコンサート(45分間)

♪「HAYAOパラフレーズ」(編曲:米澤浩・熊沢栄利子)
♪六段の調(八橋検校)
♪鹿の遠音(古典本曲)
♪春の海(宮城道雄)
♪双魚譜 4章(吉松隆)


【レポート】

講師の先生が奏法を説明し、お手本で演奏すると、どのように音を鳴らしているのか興味津々な様子で見入っていました。講師の先生から子どもたちへの質問の投げかけや近い距離での指導もあって、子どもたちも先生に親しみをもってリラックスして普段はなかなか触ることのできない箏を目の前に、子どもたちは終始楽しそうに体験に取り組んでいるように感じました。

★IMG_0458.JPG特に、特殊な奏法を教えてもらった時には、苦戦しながらも音を出せたときの嬉しそうな子どもたちの姿が印象的でした。2人ペアでの体験や、クラス全体のリレーによって、周りと一緒に演奏することへの意識も生まれているように感じました。はじめは一音を綺麗に鳴らすのに精一杯でも、体験の最後にクラス全員のリレーで繋げた「さくら」の演奏には、子どもたちが熱心に体験に取り組んだ成果が表れていると感じました。

午後のミニコンサートでは、体験の時とは一味変わった楽器の音色に真剣に耳を傾けていました。曲の演奏に合わせて楽器の歴史や奏法についても説明があり、その一つ一つに興味を示している様子を感じられました。

( インターン M・T 観察レポートより )

プロフィール

日本音楽集団(邦楽アンサンブル)  Pro Musica Nipponia
1964年創立。伝統的な日本の楽器である、箏・尺八・三味線・琵琶・胡弓・笛、小鼓・太鼓などの打楽器、笙・篳篥などの雅楽器による和楽器オーケストラです。和楽器数十名と指揮者による大合奏は迫力満点です。
現在では、定期演奏会を中心に、全国各地での公演、教育機関での音楽鑑賞会、録音・放送・映画・演劇などさまざまな分野で演奏活動を行っています。
海外では、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中国、東南アジア、オーストラリア等、31ヵ国151都市で公演を実施。アイザック・スターン、ヨー・ヨー・マや、ゲヴァントハウス・オーケストラ、ニューヨークフィルとの共演を実現、海外でも高い評価を得ています。
文化庁芸術祭大賞、第2回音楽之友社賞、レミー・マタン音楽賞、モービル音楽賞など、受賞履歴多数。
http://www.promusica.or.jp
米澤浩(尺八)  Yonezawa Hiroshi
宮田耕八朗氏に師事。78年日本音楽集団入団。 内外のオーケストラとの共演経験も多く、現在に至るまで200公演以上の海外実績を持つ。コンサート活動の他、演劇・放送音楽、市民文化講座やワークショップ、専門的な講習会の講師も務めるなど活動の幅は広い。2001年より箏の熊沢栄利子と開始した海外ツアーは、欧州・中米等14カ国で70公演を越える。
現在、尺八トリオ《575》メンバー、日本音楽集団団員、 (財)地域創造邦楽地域活性化事業コーディネーター、《島根邦楽集団》顧問。
HP http://yonezawa.art.coocan.jp
FB https://www.facebook.com/Yonezawa.Kumazawa.Inst
熊沢栄利子(箏)  Kumazawa Eriko
砂崎知子氏に師事。NHK邦楽技能者育成会卒。1978年日本音楽集団入団。81年NHKオーディション合格。2001年から尺八の米澤浩と開始した海外ツアーは、欧州・中米等14カ国で70公演を越える他、韓国のソウル国立国楽管絃楽団・大邱市立国楽管絃楽団とコンチェルトで共演するなど、東西を問わず活動の場は広い。 又、2006年に箏体験ワークショップ《YKプログラム》を考案し、邦楽器の体験普及にも尽力している。
現在、日本音楽集団団員、《島根邦楽集団》顧問、生田流宮城社教師。
HP http://zipangu.com/kumazawa
FB https://www.facebook.com/Yonezawa.Kumazawa.Inst