日時 |
2019年6月12日(水) ①10:35-11:20 ②11:30-12:15 |
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出演 |
クインテット・アッシュ〈木管五重奏〉 [宮崎由美香(フルート) 金子亜未(オーボエ) 笹岡航太(クラリネット) 石川晃(ファゴット) 猪俣和也(ホルン)] |
概要 |
実施会場:中央区立豊海小学校 多目的室 対象者:小学4年生4クラス 人数:142名 助成等:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
♪モーツァルト:歌劇「魔笛」より序曲
~楽器紹介~
♪石川亮太編曲:山の音楽家じゅんばん協奏曲
♪日本の歌メドレー
♪ヒンデミット:「小室内音楽」より第4・5楽章
【レポート】
始まる時に、部屋の外から演奏し、順番に登場することで、子どもたちは、楽器を近くで観察し音をより近くで集中して演奏を聴く準備が出来たと感じました。
楽器を紹介する時に、ただ音を鳴らしながら説明するのではなくクイズ形式にしていました。ホルンとファゴットの音色が似ていて、悩む子どもが多かったです。楽器の名前や、高い・低いなどの音色の違いを感じ、教科書の中で目にしていた楽器を実際に見ることによって構造など、より深く詳しく楽器の特性や違いを学ぶことが出来て良かったと感じました。
ホルンの楽器紹介の時に、構造と特徴の見本として同じ長さのホースとカップ麺の容器で音を鳴らしたのですが、二回の公演を通して一番子どもたちが興味を持っていたと感じます。
今回演奏をした曲の中で、休み時間や給食時のBGMとして使用されている曲があり子どもたちも自然と微笑んで楽しんでいたのが印象的でした。今回は偶然ですが、事前に普段身近に曲などを聞いておき、プログラムに入れるのも良いと考えました。
プログラムの構成の仕方として、学校で習う作曲家や楽器の知識を踏まえ演奏中に飽きないように工夫する事は大事ですが、楽器紹介の後に、各楽器がメロディを順にバトンしていく曲や、クラシックの木管五重奏曲を演奏する事で、子どもたちが楽しんで聴きながら今日の総復習になるように構成したと感じました。
全体を通して、出演者の方々と子どもたちのコミュニケーションがよく取れていたのが印象的でした。
(インターン日向杏珠翔 観察レポートより)