日時 |
2019年1月24日(木) 11:35~12:20 和太鼓の体験(4年生) 13:40~14:25 コンサート(全校児童) |
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出演 | 山内利一(和太鼓、三味線)、由良英寛、岡本綾香(和太鼓) |
概要 |
実施会場:中央区立常盤小学校 講堂 対象者:体験(4年生)、コンサート(全校児童) 人数:4年生33名、全校児童203名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
・由良英寛:ローリングロックス(4年生児童との合同発表)
・山内利一:YARAIYA
・南部俵積み唄~ソーラン節 (青森県民謡~北海道民謡)
・山内利一:津軽三味線曲弾き~空輪
・山内利一:門限破り
・山内利一:華舞
~アンコール~
ローリングロックス(4年生児童との合同発表)
【レポート】
常盤小学校では、4時間目に4年生が「和太鼓の体験」を行い、
午後からは「和太鼓のコンサート」を全校児童で鑑賞しました。
《和太鼓の体験》
バチを抱え元気いっぱいに講堂に入ってきた子どもたちは、
並んでいるたくさんの和太鼓を見て、「早く叩きたい!」と興奮している様子でした。
まずはじめに、奏者の由良さんが子どもたちに問いかけました。
「和太鼓は世界で何番目に大きな音が出る太鼓でしょう?」
「なんで和太鼓は大きな音が出るのでしょうか?」
子どもたちは、
「世界で1番大きい!」、「神様に願い事や感謝の気持ちを伝えるため」
と答えました。
「神様に願い事や感謝の気持ちを伝えるために、昔の人は大きな音を鳴らす工夫をして和太鼓は大きな音が鳴るようになった」ということを子どもたちと共有したうえで、大きな音を出すためにどうやって叩いたらいいのかということを伝えていたので、これから和太鼓に向かう姿勢を作る導入となっていたように感じました。
太鼓を叩き始めた子どもたちは、賑やかで楽しそうです。
由良さんは、子どもたちの心をつかむのが上手で、笑いを取り入れつつ太鼓を叩く楽しさを伝えており、自然と心と体がほぐれ、子どもたちの気合が高まっていくのを感じました。
今日の体験の目標は、コンサートで発表することです。
叩けば叩くほど、子どもたちの気合と集中力が高まり、クラスみんなで叩いていることもあり団結力が生まれていく様子がうかがえました。
午後からのコンサートが楽しみです!
《コンサート》
コンサートは、4年生と奏者による共演曲「ローリングロックス」で幕が開けました。
鑑賞している児童たちは、かっこよく太鼓を叩く4年生を真剣に見つめています。
演奏が終わると4年生を称える大きな拍手が送られました。
その後、プロの奏者による迫力ある演奏に子どもたちは熱狂し、力強く響く和太鼓の音や巧みな技にみんな釘付けです。
「ソーラン節」の掛け声から一気に会場の熱気が高まり、太鼓と三味線のバトルが繰り広げられると子どもたちの興奮が最高潮になりました!
まるで学校の講堂がライブ会場のように、わき上がる歓声と大きな拍手で包まれました。
【全体を通して】
昨年に引き続き和太鼓のコンサートを実施したこともあり、楽器や出演者の名前を覚えている子どもたちが多かったです。継続して行うことで、和楽器をより身近に感じ、興味を持つ子どもが増えていくのではないかと感じました。全校児童で鑑賞すると学年によって感じることも見方も様々です。継続して行うことで学年が変わっていくとともに音楽の聴き方も変化していくことを子どもたちが自ら感じられるプログラムにもなっていくと良いなと思いました。
(トリトンアーツスタッフより)