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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2018年10月25日(木)10:40-11:40
出演 Buzz Five(金管五重奏)
[上田じん/松木亜希(トランペット) 友田雅美(ホルン) 加藤直明(トロンボーン) 石丸薫恵(テューバ)]
概要 実施会場:中央区立久松小学校 体育館
対象者:小学4年生3クラス
人数:114名
助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
    独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】

・H. カーマイケル/スターダスト
・W.A.モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハトムジーク
・L.アンダーソン/トランペット吹きの休日
・W.A.モーツァルト/ホルン協奏曲 第1番より第1楽章
・V.ウィリアムズ/チューバ協奏曲
・H.フィルモア/ラッサストロンボーン
・メラー/ゆかいにあるけば
・金管五重奏、解体新書 ~スーザのマーチを使って~
・アーノルド /金管五重奏曲 第三楽章より

【レポート】 

●体育館の後ろから子ども達の周りをまばらに歩きながら演奏者が登場。子どもたちは驚き、わくわくした様子で手拍子していました。

●グループ名バズファイブの「バズ」の意味を演奏者が聞くと、子どもたちはわからない様子だったので、トイストーリーのキャラクターの名前をヒントに出すと、子どもたちは興奮した様子で真剣に意味を考えていました。バズというのは唇の振動という意味で、楽器に息だけを吹き込んでみせたり、唇だけで音を鳴らすバズィングをしてみせたりして、金管楽器は唇の振動で音が出るということがよくわかり、子どもたちはすごい!と楽しそうな様子でした。バズィング→マウスピース→楽器と音を出してみせることで、どのように音を出しているかがとても分かりやすく、おもしろかったです。

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●音の出る仕組みがわかったところでモーツァルトのアイネクライネナハトムジークが演奏されると、この曲知ってる!と演奏を楽しんでいました。

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●次に楽器の紹介が始まりました。「トランペット吹きの休日」をトランペット2本で演奏し、トランペットのかわいらしくもかっこいい音の魅力が伝わりました。この曲は運動会などで使われ、親しみのある曲のようでした。

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●ホルンの紹介では、ロータリーがなかった頃はベルに突っ込む右手の開閉によって音程を変えていたことや、ぐるぐるの管を伸ばすと7mもあるなど、おもしろい説明がありました。右手をベルに突っ込まずに吹くととても大きな音が体育館中に響き、子どもたちはとても驚いた様子でした。

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●チューバの紹介では、ランドセルの3,4倍は重い15kgの楽器を背負って移動するというお話で、子どもたちはえー!大変!と驚いた様子でした。金管五重奏では低音で伴奏をすることが多いですが、チューバ独奏で高音を聞いて、子どもたちは美しい音色に聞き入っている様子でした。

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●最後に見た目が面白く、登場から子どもたちの興味を引いていたトロンボーンの紹介でした。楽器で言葉を話しているように聞こえたり、牛の鳴き声の真似をしたりして、子どもたちはとても楽しそうでした。そしてラッサストロンボーンを子どもたちの近くに行って演奏し、大盛況でした。そして子どもたちの「ゆかいに歩けば」の合唱と一緒に演奏することで、より音楽の楽しさを実感できたようで、子どもたちはとても大きな声で歌っていました。

●最後にアーノルド作曲の金管五重奏曲を演奏し、金管五重奏ならではの技術や美しさがより感じられる演奏でした。全ての楽器がそろったところで改めて聞くと、最初に漠然と聞いていた時よりも、各々の楽器の役割を感じることができたようでした。

(インターンB.Y 観察レポートより)

プロフィール

Buzz Five バズファイブ (金管五重奏団)  
東京藝術大学の同期生によって1997年に結成。トランペット2本、ホルン、トロンボーン、テューバで構成される、日本を代表する金管五重奏団として活躍している。
2000年東京藝術大学室内楽定期演奏会への出演を皮切りに、本格的に活動を開始。
FIFAワールドカップや日展のオープニングセレモニーを始め、数々のイベントにも招かれる。「ジャパン・ブラス・コンペティション2001」金管五重奏部門第1位、併せて、大賞・洗足学園賞・川崎市長賞を受賞。個々の演奏技術やアンサンブル能力に加え、音楽の楽しさが伝わる舞台進行や、吹奏楽の指導者としての能力も、高く評価されている。活動の場は全国に及び、アウトリーチ活動にも大きな力を注いでいる。一般社団法人地域創造の公共ホール音楽活性化事業では2004年より登録アーティストを務め、全国各地の公共ホールでの演奏と併せて、地域との交流や、吹奏楽の指導にも積極的に取り組んでいる。また、2005年より、公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団「MEET THE MUSIC~アーティストが学校にやってくる」に出演。毎年県内各地の公立学校を訪れ、好評を博している。2010年に伊豆市の全小・中学校31校を訪問した音楽鑑賞教室でも、子ども達に大きな感動を届けた。2002年にファーストアルバム「Disc Buzz」、2009年にセカンドアルバム「バズーカ」をリリース。2013年にリリースした「Buzz plays BACH」は、東京文化会館でのCD発売記念コンサートとともに、各方面で高く評価される。渡辺満里奈作・出演の音楽絵本「ありがとうターブゥ」では音楽を担当し、コンサートも数多く出演、2010年にDVD化され、大好評を博している。これまでに室内楽を栗田雅勝、神谷敏の各氏に師事。日本を代表する金管アンサンブルとして国内外での更なる活躍が期待される。

[facebook] https://ja-jp.facebook.com/brassquintet.buzzfive