日時 | 2018年9月5日(水)11:00~11:45 |
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出演 |
Buzz Five(金管五重奏) [上田じん/松木亜希(トランペット) 友田雅美(ホルン) 加藤直明(トロンボーン) 石丸薫恵(テューバ)] |
概要 |
実施会場:中央区立有馬小学校 体育館 対象者:小学4年生3クラス 人数:97名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
・H. カーマイケル/スターダスト
・久石譲/ジブリ・メドレー
・L.アンダーソン/トランペット吹きの休日
・W.A.モーツァルト/ホルン協奏曲 第1番より第1楽章
・V.ウィリアムズ/チューバ協奏曲
・H.フィルモア/ラッサストロンボーン
・有馬小学校校歌
・アーノルド /金管五重奏曲
【レポート】
●演奏開始前に、音楽担当の先生から、「演奏会は、吹く人、聴く人、サポートする人、全員でつくるものです。」と告げられ、児童たちも真剣に話を聞いていました。
●体育館の後ろから、メンバーがいきなり登場し、金管楽器のロマンティックな響きで包まれました。
演奏開始後、始まる前からあまり興味なさそうだった児童も含め、全員笑顔になり、目が輝きだした様子が伝わってきました。楽器を演奏した演奏者たちが児童の身近にくることによって、親近感を感じ取ることができたのだと思います。
●金管楽器の奏法を説明する場面では、バズィング、マウスピース、楽器の順に音を鳴らしていき、また段階を戻したりして、児童に見せていました。
●久石譲「ジブリ・メドレー」では、音楽を口ずさむ子もいれば、音楽に合わせて膝をたたくなどして音楽にノったり、隣の友達と顔を見合わせて嬉しそうにしていた瞬間もありました。
●各楽器の紹介とともに、それぞれの楽器のソロ曲を演奏しました。児童たちの間では、やはりトランペットといえば、《トランペット吹きの休日》のイメージが強いようです。
ホルンは、指で音を変える今の奏法と、ベルにいれた手で角度を変えて音を出す昔の奏法を見せたり、ベルを手でふさがないで吹いたときの音と、普通に吹いた状態を聞き比べてもらうことで、ホルンの面白みをより伝えられたのかと思います。
チューバは、わりと高い音域の曲を演奏していたからか、チューバのベルをのぞき込むようにして聞いていました。
4つの楽器の中でいちばん児童たちが面白そうに聞いていた楽器が、トロンボーンです。子どもたちにベルを向けて吹いたり、わざとスライドを外してみたり、下の音から上の音に上がるときに子どもたちに強調して見せたりするなどして、自由自在に音を吹き分けるトロンボーンを面白がりながら聞いていました。
(サポーター 五十嵐 優花 観察レポートより)