日時 |
2018年11月13日(火) 9:15-10:15/10:45-11:45 |
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出演 | クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏) |
概要 |
実施会場:江東区立豊洲北小学校 小体育館 対象者:小学4年生5クラス 人数:174名 助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
【プログラム】
・ボッケリーニ:マドリードの帰営ラッパ
・モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」より 序曲
・アンダーソン:プリンク・プレンク・プランク
・モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章
・(メロディー当てクイズ)ロジャース:ドレミの歌
・葉加瀬太郎:情熱大陸
・ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3 ラズモフスキー第3番 第4楽章
・村田さち子 詩 /滝口亮介 曲 :豊洲北小学校 校歌
【レポート】
コンサートの開始、演奏者の席は空いています。すると静かな会場に音が聞こえてきました。こどもたちが一斉に音の方向へ注目します。演奏者が入場し、こどもたちの間を歩き、こどもたちの目線の高さに合わせて演奏してくれて、みんなとてもうれしそうでした。
とても近くで楽器を見たり音を聴いたり、演奏者の楽しそうな様子と笑顔で、こどもたちも自然と魅きつけられたのではないかと思いました。
本格的に演奏が始まると、自然と集中して聴いていました。3曲目プリンク・プレンク・プランクのときは「シーン」として、からだごと小さくなって耳を澄ませているような印象でした。
楽器紹介で楽器のちがい、音色のちがい、役割、音が重なることの楽しさなど、わかりやすく教えてもらって興味を持ってくれたのではないでしょうか。
メロディ当てゲーム(4人のうちだれがメロディを弾いているか)では、始めはとまどい気味でしたが、曲が進むにつれて表情もやわらぎ、みんなが協力してゲームに参加してくれました。とても盛り上がりました。
よく知っている楽しい曲で、ゲーム好きのこどもたちにはぴったりの内容だったと思います。聴いているだけの時間が続いていたので、ここで少し気分転換になったかもしれません。
情熱大陸は、こどもたちが音楽会で演奏する曲とのことで、とても盛り上がりました。とても身近なタイムリーな演奏がうれしかったのだと思います。手拍子や声を出して歌ってくれる子、演奏のまねをする子もいました。体をはずませみんなノリノリでした。間近に迫った音楽会に向けてステキなサプライズになったと思います。
1時間はこどもたちにとって長いかなという心配もありましたが、みんなとても楽しんでいてあっという間でした。演奏者が楽しそうだとこどもたちも楽しくなる、そんな気がしました。このコンサートを子どもたちが音楽会での演奏に活かしてくれるといいなと思います。
(サポーター 田辺彩子)
年間70公演以上を行う、日本では数少ない常設の弦楽四重奏団。東京 札幌 京都で開催する『定期公演』、20世紀以降の現代作品に注目した『ラボ・エクセルシオ』、人気傑作選『弦楽四重奏の旅』、そしてSQWシリーズとして常に新しいテーマで挑むモーツァルトを軸とした多彩な『アラウンド・モーツァルト』の4シリーズを展開しつつ国内外で活動。加えて、室内楽の普及にも力を注ぐ。‘94年結成。第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、第16回ホテルオークラ音楽賞など受賞歴多数。2016年6月には日本の団体としては初めて、ベートーヴェンの弦楽四重奏全16曲を2週間の期間で演奏。7月にはドイツでデビューを果たし、さらなる活躍が期待されている。 |