日時 |
2016年11月22日(火) 9:40-10:25/10:45-11:30/11:35-12:20/13:40-14:25 |
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出演 | 浜まゆみ/金丸寛(マリンバ) |
概要 |
実施会場:中央区立佃島小学校クラブハウス 対象者:小学4年生4クラス 人数:合計130名(1組33名/2組32名/3組33名/4組32名) 助成等:文化庁「平成28年度劇場・音楽堂等活性化事業」 |
4年生はじめてのクラシック(佃島小学校,11月22日)のレポートです。テーマはマリンバ。正確に言えば、「マリンバという楽器のことを知り、音楽の楽しさを味わう」となります。演奏は浜まゆみさんと金丸寛さんのお二人でした。私にとっては久しぶりのサポーター活動でしたが、参加しようと思い立ったのは「はじめてのマリンバ」が面白そうだったからでした。
果して「はじめてのマリンバ」は面白かったか。はい!、たいへん面白うございました。その感動を紹介します。木琴のお化けくらいの理解しかありませんでしたから、マリンバの大きさ・重さにビックリ。大きい方のマリンバは107kg、小さい方のマリンバは61kgもあるそうです。そう言えば、サポーター募集の要件に「体力のある人」の文言がありました。マリンバを会場まで運ばねばなりません。これだけ大きなものを何人で、どうやって、運ぶのでしょうか。と心配されるかもしれません。マリンバは沢山のパーツに分解され、それぞれバッグに小分けされた状態で運ばれてきました。それらをワゴン車から会場に運べば、OKなのです。演奏者は二人なのでバッグの数も2倍でした。
搬入が終えたら、即、組立て。運搬・搬入出・組立てにベテランのスタッフもいましたが、演奏家の方々もご自身で手際よく組立てに参加。もちろん、サポーターもトリトンアーツ職員と一緒にお手伝いしました。
運び終わったのが、まだ8時半過ぎ。組立てが終ったのは、まだ9時頃。こんなスケジュールを見越して、なんとこの日の集合時間は早く、午前8:00でした。私の家は遠いので家を出たのはまだ真っ暗な夜明け前でした。でも、辛かったり忙しかったりはここまで。このあとしばらくは、リハーサルをみながら時々この先の段取りを考える程度。私はリハーサル見学が好きですので、この時間帯をすっかり楽しむことができました。
さて、いよいよ本番です。佃島小の4年生は4クラスありますので,コンサートは、2時限、3時限、4時限、給食をはさんで、5時限、の計4回。演奏曲目は、「剣の舞」や、「熊蜂の飛行」「アンダーソンメドレー」など計6曲でした。このスケジュールの中で「マリンバの音の出るしくみ」や「音楽の楽しみ方」を子どもたちにわかるように説明されていました。例えば、児童一人ひとりに人差し指を鍵盤にタッチさせて~,浜さんがマレットでポンと叩く。鍵盤の振動が強烈に指先に伝わるようです。痛い!、びっくり、気持ちいい~、など感じ方・表現は様々でしたが、全員が感動した様子でした。
「ボレロ」の演奏では、オーケストラのいろんな楽器の音色に合わせるように、何種類ものマレットを次々に持ち替えて演奏。マレットを変えるとこうも音色が変わるのかと、子どもたちと一緒に私も感動しておりました。
ほかにも面白いこと勉強になったことがいっぱいありました。子どもたちは楽しんだに違いありません。マリンバのことをなんにも知らなかった私も、勉強しましたし、楽しめました。
(サポーター 山本直樹)