日時 | 2014年2月5日(水)10:05~10:30/11:20~11:50 |
---|---|
出演 | 福崎雄也/鈴木由美(ヴァイオリン) 山口真(ヴィオラ) 海老澤洋三(チェロ) |
概要 |
実施会場:中央区立晴海幼稚園 対象者:年少~年長 人数:年少37名、年中33名、年長48名(計118名) 平成25年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業 |
晴海幼稚園にて、昨年トリトン・アーツ・ネットワークの「室内楽アウトリーチセミナー」を受けたメンバーを中心とした演奏者による「弦楽四重奏の音楽会」が開かれました。第1部は年少さんと年中さん、第2部は年長さんの子ども達を対象に、モーツァルトやベートーヴェン、ドヴォルザークなどの曲を演奏しました。
子ども達と演奏者の距離は、ほんの2、3メートル。お姫様のような素敵なドレスに、王子様のようなかっこいいタキシードで登場した演奏者たちの生の演奏は迫力満点。第1部、2部ともに1曲目で演奏されたモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」が始まった瞬間から、子ども達は釘付けでした。
それぞれの曲について、演奏者の皆さんが丁寧に分かりやすく解説していたことで、子ども達みんなの想像力が膨らみ、聴いているうちにどんどん音楽の世界に引き込まれていっているのがこちらにも伝わってきました。弦を指ではじくJ・シュトラウスの「ピツィカート・ポルカ」では、そのはずむようでかわらしい音に笑いがこぼれ、ドヴォルザークの「弦楽四重奏曲第12番」では、ドヴォルザークが機関車好きだったことを前もって説明し、機関車のような音を見つけると、頭を振ったり手で一緒にリズムを打ったりして、大盛り上がりでした。
途中には、四重奏の伴奏で年少・年中さんは「まめまき」「おもちゃのちゃちゃちゃ」、年長さんは「虹のむこうに」、そして晴海幼稚園の園歌を歌い、子ども達の大きな歌声には演奏者のみなさんも大絶賛。年長さんのアンコールでは、「友だちはいいもんだ」を子ども達の歌とともに演奏したのですが、聴いているこちらも思わず涙ぐむほどの歌声と演奏で、興奮・感動さめやらぬ中、2部とも幕を閉じました。
手が届きそうなほどの近い距離で、生の音を聴くことができた子ども達。これをきっかけに、楽器や音楽に興味を持ち、これからもたくさんの音楽に触れていってほしいと思います。
サポーター Y.P.