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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2013年11月15日(金)9:30~14:10
出演 日本音楽集団 米澤浩(尺八)熊沢栄利子(筝)
概要 実施会場:豊洲小学校 体育館
対象者:4年生3クラス、なかよしクラス
人数:95名

主催:特定非営利活動法人日本音楽集団
   特定非営利活動法人トリトン・アーツ・ネットワーク

寄付:第一生命保険団体保障事業部職員
平成25年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

レポート

午前中は、クラスごとに筝体験を行いました。体育館に入ると、目の前にはずらりと筝が並んでいます。演奏方法を学んだあとは、いよいよ子どもたちの番です。
今回は2人一組のバディとなって「さくら」を演奏しました。最初のうちは、慣れない爪に悪戦苦闘。「チームワークが大事」というアドバイスを元に、メロディを口ずさみながらお互いに教え合っていました。「さくら」の最後の音は、左手を使ってピッチカート(弦をはじく奏法)で鳴らします。「左手も使うの?」と驚く声があがりました。体験を終える頃には、クラス皆で、「さくら」を最後まで演奏する事が出来ました。子どもたちの顔にも満足そうな笑顔が浮かびます。

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午後には全クラスが集まって、米澤さんと熊沢さんのミニコンサートです。一曲目は宮崎駿アニメメドレー「HAYAOパラフレーズ」。聴き覚えのあるメロディでも少し雰囲気が違います。「筝と尺八では聴いたことはないよね?」という問いかけにうなずく子ども達。
二曲目は「六段の調」、そして三曲目の「鹿の遠音」。CDでは分からない様々な演奏法や筝と尺八の歴史についてお話を聞きました。次の曲は「春の海」。あのお正月の曲がこの曲だったとは知らなかったようです。最後の曲は「双魚譜」。魚座にまつわる神話と現代の音楽のお話を聞きました。
筝体験とミニコンサートを通して、和楽器に触れる充実したひと時となりました。

(インターン 山﨑奈緒)

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プロフィール

日本音楽集団  
 1964年創立。伝統的な日本の楽器である、箏・尺八・三味線・琵琶・胡弓・笛、小鼓・太鼓などの打楽器、笙・篳篥などの雅楽器による和楽器オーケストラです。和楽器数十名と指揮者による大合奏は迫力満点です。
 現在では、定期演奏会を中心に、全国各地での公演、教育機関での音楽鑑賞会、録音・放送・映画・演劇などさまざまな分野で演奏活動を行っています。
 海外では、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中国、東南アジア、オーストラリア等、31ヵ国151都市で公演を実施。アイザック・スターン、ヨー・ヨー・マや、ゲヴァントハウス・オーケストラ、ニューヨークフィルとの共演を実現、海外でも高い評価を得ています。
 文化庁芸術祭大賞、第2回音楽之友社賞、レミー・マタン音楽賞、モービル音楽賞など、受賞履歴多数。