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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2013年9月9日(月)10:50~11:50
出演 TANBRASS(たんぶらす)
亀山真司/守岡未央(トランペット) 髙橋朋子(ホルン) 佐々木匡史(トロンボーン)
仁藤雄貴(テューバ) 五田詩朗(打楽器)
概要 実施会場:久松小学校 音楽室
対象者: 4年生2クラス
人数:  74名
助成/後援:中央区文化・国際交流振興協会
      平成25年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

レポート

久松小学校でのTANBRASSのアウトリーチも3年目。今年も音楽の先生にリクエストいただき、訪れることになりました。
メンバーは音楽室に到着するとすぐに学校の楽器の確認。打楽器は演奏に使う楽器を組立て、金管楽器は体験に使う楽器を選んだり、ちょっとした不具合を直したり。リハーサル始めてしばらくすると、去年・一昨年のアウトリーチを経験した5・6年生のブラスバンド部の子ども達が、休み時間を使ってTANBRASSに会いにきてくれました。せっかくなので今日のプログラムから2曲、演奏のプレゼント。どの子も真剣に聴き入っていました。いつも練習している楽器の生演奏に間近に触れ、4年生の時のアウトリーチとはまた違う印象を得たようです。

4年生のアウトリーチは金管楽器と打楽器の華やかなファンファーレで始まりました。
2曲目はヘンデル作曲の「水上の音楽」。トランペットが奏でる旋律を十分聴いたら、ここからは楽器の紹介コーナーです。楽器の管の長さと音の高さが比例していること、作られた由来などのお話しと共に、それぞれの楽器の特性を活かした曲を演奏していきました。金管楽器の紹介の次は打楽器の紹介です。小太鼓(スネアドラム)のロールのデモンストレーションでは、かっこいい腕の動きを真似してみる子が沢山いました。

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楽器の事がよく分かったら金管楽器の体験コーナーです。まずは皆で唇を震わせる(バズィング)練習。TANBRASSのメンバーは「スイカの種を飛ばすみたいにするといいよ。」など色々な例えを出して子ども達にコツを教えていました。鳴らし方が分かったところで、各クラスを代表して合計10名の子ども達が、学校のトランペット、トロンボーン、アルトホルン、テューバをそれぞれ体験しました。みんな立派に音が出てクラスの仲間や先生方から大きな拍手をもらっていました。代表の子ども達が体験した後は、全員でTANBRASSと共演の時間。今回はTANBRASSが久松小学校のために、先ほど練習したバズィングと共演できる曲を新しく考えてきました。みんな上手に曲の間にバズィングすることができ、音楽室の中が一つになったようでした。
最後の曲はオペラ「アイーダ」より「凱旋行進曲」。演奏が終わると今年も拍手が鳴りやまず、アンコール曲をお贈りして終了となりました。

今年は、アウトリーチの後に「給食交流」がありました。TANBRASSにとっては久しぶりの学校給食。子ども達と一緒に色々なお話をしながら食べる昼食は、思い出に残る楽しいひと時になりました。

後日届いた子ども達の感想文には、金管楽器や打楽器に興味を持った子が何人も。そしてなんと今年は、22名がブラスバンド部に入部したという嬉しいニュースを先生から聞くことができました。

プロフィール

TANBRASS  (金管五重奏+打楽器)
2011年12月に結成。NPO法人トリトン・アーツ・ネットワークのコミュニティ活動に参加、クラシックの名曲からジャズまで幅広いレパートリーで、小学校などでの公演で好評を得ている。
 亀山真司  (トランペット)
千葉県出身。10歳よりトランペットを始める。武蔵野音楽大学卒業。 同大学主催の千葉県新人演奏会に出演。 久保義一、水口透の両氏に師事。浜松国際管楽器アカデミーにてロバート・サリバン氏に師事。
現在フリートランペット奏者として都内のオーケストラ、吹奏楽団にエキストラとして出演。 BRASSBEAT、TWCCに所属。
 守岡未央  (トランペット)
1988年6月25日 埼玉県出身。2011年武蔵野音楽大学卒業、同大学卒業演奏会に選抜される。
第7回日本ジュニア管打楽器コンクール高校生トランペット部門銅賞、第4回 音大生のための津堅コンクール入選、第81回読売新人演奏会、第27回ヤマハ管楽器新人演奏会、武蔵野音楽大学新人演奏会に出演、第81回日本音楽コンクール入選、現在洗足学園フィルハーモニック管弦楽団団員。これまでにトランペットを佛坂咲千生氏、室内楽を戸部豊氏に師事。
 髙橋朋子  (ホルン)
神奈川県生まれ。神奈川県立座間高等学校卒業後、洗足学園音楽大学卒業。 これまでに、ホルンを山岸博、西條貴人、イルジー・ハヴリークの各氏に師事。室内楽を秋山鴻市、立花千春、三輪純生、山岸博、吉田将、東京メトロポリタンブラスクインテットの各氏に師事。CD「7人のホルン奏者によるソロ曲集Vol.2」に出演。卒業後はフリー奏者としてエキストラや演奏要員として活動中。 洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団首席ホルン奏者。神奈川県立座間高等学校吹奏楽部講師。
 佐々木匡史  (トロンボーン)
1983年生まれ、神奈川県野庭高等学校中退、武蔵野音楽大学卒業、卒業演奏会に出演。
ブロードウェイミュージカル「Dreamgirls」「West Side Story」日本公演、Disney On Classic 2012に参加。これまでにトロンボーンを、鍵和田道男、神谷敏、桑田晃、佐藤洋樹、春山和雄の各氏に、室内楽をR・ボボ氏に師事。オーケストラ、劇団四季、宝塚などのミュージカル、ビッグバンド、スタジオワークなど多方面で活動中。金管合奏団「宴」主宰。
 仁藤雄貴  (テューバ)
山形県出身。テューバを西田宏、八尾健介、舟越道郎、大塚哲也の各氏に師事。洗足学園音楽大学卒業。第3回日本ジュニア管打楽器コンクール第3位(銅賞)。日本ユーフォニアム・テューバ協会(JETA)第2回四重奏コンクール第2位。現在、フリーランスとしてオーケストラ、吹奏楽、室内楽を中心に活動中。洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団団員。洗足学園音楽大学および高等学校音楽科演奏補助要員。桐朋学園大学嘱託演奏員。ヤマハ株式会社講師。
 五田詩朗  (打楽器)
洗足学園音楽大学卒業。在学中より、オーケストラを中心に音楽活動を開始。
2005年には、NHK交響楽団ヨーロッパ公演にエキストラ奏者として同行する。また、打楽器アンサンブルによる保育施設等への訪問演奏を始めとした、幼児向けの演奏家活動も積極的に行う。
2008年より横浜市青葉台フィリアホールでの「よちよちワークショップ」に企画・出演する。