日時 | 2012年2月25日(土)15:00 |
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出演 |
お話:田崎瑞博 演奏:古典四重奏団 |
概要 |
会場:晴海トリトンスクエアX棟5階会議室 料金:入場無料*事前申込制 お申し込み:ご希望の方はトリトン・アーツ・ネットワーク・チケットデスクまでお電話にてお申込みください(定員になり次第、受付を終了させていただきます。) トリトン・アーツ・ネットワーク・チケットデスク TEL:03-3532-5702(平日11:00~18:00) 公演情報 クァルテット・ウィークエンド2011-2012 古典四重奏団~ボッケリーニの世界~ 日時:3月11日(土)14:00開演 出演:古典四重奏団 公演の詳細はこちら 出演者インタビュー 精巧な美しさに包まれたボッケリーニ独自の音世界 インタビュー全文へ |
古典四重奏団が3月に行う公演に先立ち、公演の内容をより深く知るための道しるべとなる事を主な目的としたレクチャーコンサートが行われました。
来場者は70名ほどで、3月の公演の来場予定者や弦楽四重奏が好きな方、クラシックは好きだがやや難解と思われる弦楽四重奏をもっと知ってみたいという知的好奇心が旺盛な方が集まりました。
今回のテーマは「ボッケリーニの世界へようこそ」。ハイドンとモーツァルトとの中間の時代に生きた彼は、イタリア人でありながら、生涯のほとんどをスペインの宮廷で過ごしました。
チェリストの田崎氏は、ボッケリーニと同時代に生きたハイドン、モーツァルトとの生活、(ボッケリーニと同様に長く宮廷音楽家として生きていたハイドン、民衆に向けた作品を作曲していたモーツァルト)や性格(内向的なハイドンと対照的なモーツァルトの社交性)の違いからによると思われる音楽性の違いや、ハイドンを尊敬していただろうボッケリーニの作品のなどを、ユーモアを交えながら説明し、さらにその対比が耳ですぐに感じられるように「では、その部分を聴いて頂きましょう。」と演奏を交えて進行をしていくので、ほとんどの来場者が「なるほど。」とうなずいている姿が伺えました。
ボッケリーニは、非常に多くの作品を残しているものの、知名度や作品の認知度は比較的低いため、彼に焦点をあてたレクチャーは、来場者にとっては、非常に興味深く、満足度の高いものになったようでした。
川原千真(第1ヴァイオリン) Kawahara Chima, violin 花崎淳生(第2ヴァイオリン) Hanazaki Atsumi, violin 三輪真樹(ヴィオラ) Miwa Maki, viola 田崎瑞博(チェロ) Tasaki Mizuhiro, cello 1986年東京藝術大学及び同大学院卒業生により結成。第一生命ホールSQWシリーズにおいて02年のベートーヴェン全曲を皮切りに23公演に出演、04年のモーツァルトでは文化庁芸術祭大賞を、07年のショスタコーヴィチでは文化庁芸術祭賞を受賞する。『音楽が見える! in 新百合ヶ丘』『ハイドンの部屋』『ムズカシイはおもしろい!』の各シリーズを継続中。96年スティーヴ・ライヒと共演、97年度「村松賞」受賞、99年ギリシア公演、05年ドイツ公演。ベートーヴェン後期全4枚、バッハ『フーガの技法』、シューベルト『死と乙女』、モーツァルト『ハイドンセット』全3枚、バルトーク全曲(2枚組+解説CD)を11年9月にリリース。 古典四重奏団ホームページ |