音楽もお料理と一緒で、全体のバランスや調和、統一感が大事だと分かった"とりさん"と"トンちゃん"。とりさんはトンちゃんと一緒に行きたいコンサートがあるようですが、トンちゃんは興味を持ってくれるのでしょうか?
前回のブログ≪アンサンブルって、何それ、おいしいの? ≫Op. 1 はこちら
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とりさん:今度5月にサックス四重奏のコンサートがあるんだけれど、これもアンサンブルだよ。一緒に行こうよ!
トンちゃん:サックス四重奏っておいしいのかなあ。四重奏っていうから、4つの楽器で演奏するの?
とりさん:サックスにもいろいろな種類があって、楽器の大きさも、音の高さも違う4つのサックスで演奏するんだ。
トンちゃん:本当だ、4つとも大きさが違う! いちばん小さいのは、形も違って真っ直ぐだね。音の高さも違うって、どう違うの?
とりさん:楽器の大きさが大きくなるにつれて、出せる音域が低くなるんだよ。いちばん高い音が出るのがソプラノ・サクソフォン、2番目に小さいのがアルト・サクソフォン。中くらいの大きさのがテナー・サクソフォンで、一番大きいのがバリトン・サクソフォンだよ。
トンちゃん:さっきから「サックス」って言ったり、「サクソフォン」って言ったりしているけれど、同じ楽器のことなんだよね?
とりさん:アドルフ・サックス(Adolf Sax)さんっていう人が発明した楽器だからサクソフォン(Saxophone)って言うんだって。でも長い名前だし、サックスって言っちゃうよね。
でね、さっき話した5月にあるコンサートで演奏するのが、ザ・レヴ・サクソフォン・クヮルテットっていうグループなんだけど、まずはこの動画を観てみて!
トンちゃん:天国のように美しい演奏からファンキーな演奏まで、何でもできちゃうんだね! そして楽しそうに演奏している雰囲気が伝わってきて、聴いているぼくもワクワクしちゃった!
とりさん:でしょ! 5月のコンサートでも、可愛いい曲からジャジーなナンバー、レヴの皆さんの為に作曲されたオリジナルの曲、そしてサックスという楽器が生まれる前につくられたブラームスの曲まで、それぞれ違うキャラクターの組み合わせをたのしめちゃう、大満足のフルコースなんだよ!
詳しくは、音楽ライターの山野雄大さんによる、レヴの皆さんへのインタビュー記事(こちら)に書いてあるよ!
トンちゃん:フルコース! ぶふふ・・・おいしそう。僕もとりさんと一緒に聴きに行くことに決めた!
つづく
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雄大と行く 昼の音楽さんぽ 第25回
ザ・レヴ・サクソフォン・クヮルテット
(サックス四重奏)
■日時:2021年5月14日(金)11:15開演
■会場:第一生命ホール
■出演ザ・レヴ・サクソフォン・クヮルテット(サックス四重奏)
[上野耕平(ソプラノ・サクソフォン)宮越悠貴(アルト・サクソフォン)都築 惇(テナー・サクソフォン)田中奏一朗(バリトン・サクソフォン)]
山野雄大(プレトーク、音楽ライター)
■曲目
稲森安太己:ふるさと狂詩曲
フランセ:小四重奏曲
シャーウィン:バークリースクエアのナイチンゲール
坂東祐大:Mutations: A.B.C.
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op. 56a
詳細は こちら