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ホルンの可能性と限界に挑戦する!驚きと興奮の90分!
福川伸陽&三浦友理枝 ホルンとピアノの万華鏡

2015年11月20日
ソリストとして、N響首席奏者として大活躍する福川伸陽さんと、人気ピアニストとしてソロに室内楽にとひっぱりだこの三浦友理枝さんによるデュオが、第一生命ホールに登場します。
あっ!と驚く衝撃的な超絶技巧や、
お二人の色彩感豊かな音楽性をたっぷりと余すところなくお届けします。
皆様ぜひ、この衝撃を生演奏でご体感ください!

≪共演を重ね、息もぴったりなデュオ≫
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数々の共演を重ね、お互いの呼吸感も絶妙な福川さんと三浦さんによる、バラエティ豊かな音楽をお楽しみください。

三浦「福川さんのホルンは弱音の限界まで挑むもの。ホルンは柔らかい音からぱりっとした最強音まで幅広く出せますし、音色も豹変する。合わせるピアノも、エッジを効かせた音色から角のない音色まで、いろいろ変化させなければいけません。」

≪1800年代前半に製作されたナチュラル・ホルンで演奏されるベートーヴェン≫
ベートーヴェン〈ホルン・ソナタ〉は1800年代前半、作曲家が活躍した当時に作られたナチュラル・ホルンで演奏します。

福川「柔らかい繊細な音を、現代のホルンと聴き比べていただきたいですね。」


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≪ローマ賞受賞の作曲家・酒井健治さんの作品≫
酒井健治さん作曲〈ホルンとピアノのための「告別」〉は、福川さんと三浦さんの為に書かれた超絶技巧曲。
酒井さんと言えば、ローマ賞(ベルリオーズやドビュッシーが受賞し、ラヴェルが念願かなわず受賞できなかったことで有名)を受賞したことでも話題です。

福川「聴くとすぐ違う世界へ連れていってくれる作品。ベートーヴェンでもナチュラル・ホルンでお聴きいただく自然倍音がここでも意識されて、微分音が使われています。関連も感じていただけるかと。」

三浦「酒井さんは感情に任せて書くタイプではなく、どの音にも必ずなぜそう書かれたかという理由と背景があるんですよ。譜面がいくらややこしくても(笑)、ちゃんと弾きたいという気分になるんです。」

≪鈴木優人さんの新作〈モーツァルティアーナ〉の初演は必聴です≫
鈴木優人さん作曲〈モーツァルティアーナ〉は今回世界初演。
モーツァルトのホルン協奏曲第1番を様々な作曲家風にアレンジする変奏曲です。
なんと、登場する15人の作曲家名がアルファベットでしりとりになっている(MozarTTcaikovskYYsaÿEElgaRRachmaninofF・・・などなど)、遊び心溢れた楽しい作品で、その名も"Shiritori Variation(しりとり変奏曲)"。

福川「彼は尊敬する大親友で、指揮に作曲にと素晴らしい活躍をしながら、どんな時代のスタイルも知っている人。彼がモーツァルトのホルン協奏曲をもとに、面白いことをいろいろやってくれる新作です。」

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≪「ホルンでここまで出来るの!?」驚きと喜びで盛り上がること間違いなし!≫
ローゼンブラット〈カルメン・ファンタジー〉は、クラリネットの為に書かれた曲。
楽器の構造上、ホルンよりも細かな演奏が可能なクラリネットならではの作品を、なんとホルンで演奏してしまうという超絶技巧と、ノリの良い、ワクワクと心踊らされるような演奏をお楽しみください。

福川「ノリもいいし聴いていて絶対楽しい曲です。難しくて、練習するのに昨年の夏休みをまるまる潰しましたが(笑)」


※インタビュー時の写真(©山野雄大)
(スタッフ・みや)

雄大と行く 昼の音楽さんぽ
第4回 福川伸陽&三浦友理枝
日時:
2015年12月15日(火)
11:00 開演(12:30終演予定)
会場:第一生命ホール
出演:福川伸陽(ホルン) 三浦友理枝(ピアノ) 山野雄大(ご案内)
料金:■一般¥2,000
■お友だち割¥1,500(同一公演3枚以上で1枚あたり)
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