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中央区立日本橋小学校アウトリーチレポート

2015年7月30日
あつ~い日々が続いていますね。みなさま熱中症にならないようくれぐれもお気を付け下さい。
今回は、時をさかのぼって寒い時期、昨年の12月11日に中央区立日本橋小学校で実施したアウトリーチ「4年生はじめてのクラシック」の模様をお伝えします。レポートしてくれたのはサポーターの露崎さんです。
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日本橋小学校にて4年生2クラス合同でリコーダーアンサンブルのアウトリーチを行いました。
演奏者は、リーダーでソプラノリコーダーの江崎さん・アルトリコーダーの横田さん・テナーリコーダーの豊田さん・バスリコーダーの宮里さん、以上4名の方達です。

プログラム前半は今から約400年前のバロック音楽の数々です。江崎さんは1曲ごとに作曲者の肖像画を児童達に見せながら曲がつくられた背景なども説明してくださいました。江崎さんの『作曲者はイタリア人です。イタリアに行ったことがある人いる?イタリアの食べ物といえば?』等の問いかけに児童達は手をあげて元気よく答えていました。

リコーダーとはイギリスの宮廷で鳥の鳴き声の調教楽器としてあったもので、鳥にとてもご縁がある楽器との説明をしてくださった後に演奏された<協奏曲「ごしきひわ」より第1楽章アレグロ(ヴィヴァルディ)>では、ソプラニーノリコーダー(ソプラノリコーダーより更に小さい)の美しい音色が鳥のさえずりのようで、まるで森に居るようでした。

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<未開人(ラモー)>では演奏者全員が床を足で鳴らしながらの演奏で「足」という楽器が追加されたかのようで、さらに<バディネリ(バッハ)>では江崎さんが演奏の間に声をだしてリズムをとっていている箇所があり、児童達は顔を見合わせて笑っていました。

プログラム後半は現代に近づきつつある曲の数々です。<軍隊行進曲(シューベルト)>と<ハンガリー舞曲第5番(ブラームス)>は聴き馴染みのある曲なので、体でリズムをとっている児童がいました。ハンガリー舞曲では江崎さんがソプラノリコーダーとソプラニーノリコーダーを同時に吹くという凄ワザを披露され、女の子が『すごい!!』と声をあげていました。

後半の途中で各々の楽器説明があり、長くて見た目もインパクトがあるバスリコーダーには特に児童達の視線が集まっているように見受けられました。
江崎さんが『次はクリスマスの曲<赤鼻のトナカイ>を演奏するよ。』と言うと、児童から『やったぁー』との声があがりとても嬉しそうでした。

12曲の演奏終了後は、演奏者と児童全員とのアンサンブルタイムが設けられました。児童達は持参のリコーダーを取り出して「待ってました」という表情です。
初めは<おいらは鳥刺し(モーツァルト)>という曲で、児童達は「ソ・ラ・シ・ド・レ」の音のみで参加します。演奏の間に江崎さんが『せぇーの!!』と声をかけた時に児童達が「ソラシドレ♪」と吹くのですが、速めのテンポなので少々難しいようでしたが、やはり参加型はその場に一体感が生まれて活気づきます。

次に江崎さんが『秘密のワザを伝授するよ。』ということで、二つの音を吹きつつリコーダーの穴を指でこすると救急車のピーポーピーポーの音になりました。これには児童達も大盛り上がりで、部屋に何台もの救急車が来てしまったかのような騒ぎでした。付き添いの先生は『明日から校舎内に救急車の音が鳴り響いたらどうしよう。』と笑っておられました。

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次は演奏者の伴奏で児童達が日本橋小学校の校歌を歌いました。練習の成果がでていたようで、きれいにそろって上手に歌えていました。

最後は児童達から演奏者への質問タイムです。
『リコーダー歴は何年ですか?』『バスリコーダーはどうやって吹いているの?それより大きいリコーダーはありますか?どれぐらい重いですか?』等の質問や『ソプラニーノリコーダーの音がとてもきれいで感動しました。』との感想もいただきました。この感想に江崎さんは『嬉しいなぁー』と、とても喜んでおられました。

以上で全てのプログラムが終了して、児童達からの「ありがとう」の気持ちがこもった大きな拍手で演奏者が退場していきました。
リーダーで進行役の江崎さんの話術が素晴らしく上手で面白いので、児童達もそれに反応してよく声がでていたアウトリーチでした。
サポーター 露崎
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