エムリン・コンセ(ヴァイオリン) Emeline Concé, violin
エリーズ・ドゥ=ベンドゥラック(ヴァイオリン) Elise De-Bendelac, violin
ルイーズ・デジャルダン(ヴィオラ) Louise Desjardins, viola
ルーシー・メァカット(チェロ) Lucie Mercat, cello
2011年パリで結成。それぞれ感性豊かでありながら確固たる意志のある個性を併せ持つ4人の音楽家の出逢いによって誕生した。彼らが取り組む作品への深く詩的な解釈は高く評価され、音楽性、賢明さ、想像力をもって、広大な弦楽四重奏曲作品の数々に立ち向かっている。
第8回ボルドー国際弦楽四重奏コンクール優勝、プロクァルテット賞受賞。その色彩豊かで誠実かつ調和のとれた演奏が絶賛された。オランジェリー・ドゥ・ソー(L’Orangerie de Sceaux)、ラ・ロッシュ=ポゼの音楽祭「ハイドン氏の休暇」(Les Vacances de Monsieur Haydn)、アーク音楽祭(the Festival des Arcs)といったフランスの音楽祭のみならず、マンチェスターのRNCM室内楽音楽祭など海外の音楽祭にも招かれている。またヴラティミール・メンデルスゾーン、ジャン・フランソワ・エッセール、ジェローム・ペルノ等との共演を経てますます進化を遂げている。
ヨーロッパ室内楽アカデミー(ECMA)により、偉大な室内楽奏者であるハット・バイエルレ(元アルバン・ベルク四重奏団ヴィオラ奏者、ヨハネス・マイスル(ウィーン・アルティス・カルテット第2ヴァイオリン奏者)等に師事しさらなる研鑽を積んでいる。2016年に卒業したパリ国立高等音楽院で、ヴラティミール・メンデルスゾーン、ジャン・シュレム、エベーヌ弦楽四重奏団に貴重なアドヴァイスをもらうという恩恵を受ける。
他の芸術家との出会いによってインスピレーションを得ることも大事にしており、「シュールレアリストの冒険(Aventures surréalistes)」等の作品創造と演奏に関わることによって、芸術間の橋渡しをすることを願っている。
聴衆と、今まさに危機に瀕している音楽界を絆で結ぶ必要に駆られ、あまり演奏されない場所でも、広く門戸を開く努力をしており、フランスのコンセール・ド・ポッシュ(Concerts de Poche)や海外ではムゼティカ(Musethica)との連携で教育プログラムにも力を入れる。
2017年1月にウィグモアホール(ロンドン)に出演、3月にターリヒ四重奏団と八重奏曲を演奏する予定。また日本、イギリス、イタリア、ドイツでのツアーが予定されている。
※アキロン・クァルテットは、ソシエテ・ジェネラル音楽メセナ(MMSG)からの支援を受けています。
アキロンとは天と地を結ぶ「凧」を意味するイタリア語から名付けられました。
オフィシャル・ウェブサイト
http://www.quatuorakilone.com/