プロフィール
マティアス・ユング Matthias Jung (指揮)
1964年にマグデブルクで生まれ、ヴェルニゲローデ放送青年合唱団に所属したのち、ワイマール音楽大学で合唱およびオーケストラの指揮を学んだ。ワイマール・ヴォーカル・コンソートを創設し、数々の国際コンクールで受賞。91年にはドレスデン聖十字架合唱団の指導を引き受け、94年から96年まで空席となった同合唱団の音楽監督を若くして代行した。この時期に同合唱団は、ユングの指揮によってドイツ・グラモフォンへの録音を行った。ユングは、ベルリン放送合唱団、ケルン放送合唱団、北ドイツ放送合唱団等の著名なアンサンブルと契約を結び、ヨーロッパ各地やアメリカに客演して多くの成功を収めている。96年にはドレスデンでザクセン声楽アンサンブルを自ら創設、短期間にドイツ国内はもとより国際的にも高く評価されている傑出した室内合唱団へと導いた。びわ湖ホールでは同アンサンブルを率いて2度公演を行い、また、2011年にはびわ湖ホール声楽アンサンブル第49回定期公演を指揮して好評を博している。2001年には、ドレスデン芸術文化奨励賞を授与された。
京都フィルハーモニー室内合奏団 Kyoto Philharmonic Chamber Orchestra
1972年に結成。本年創立43年を迎える。一人一人がソリストの個性派揃いのプロの合奏団。定期公演、特別公演、室内楽コンサート、子供のためのクラシック入門コンサート等を主催すると同時に、各地ホール・教育委員会・鑑賞団体・テレビ・ラジオ・芸術祭等に多数出演している。「クオリティは高く、ステージは楽しく」というポリシーを持った京フィルは、 クラシック音楽の他に様々なジャンルの音楽もセンスある編曲を施して演奏し、"挑戦する室内オーケストラ"として多くの聴衆を魅了している。また京都市のパートナーシップ事業とタイアップするなど、積極的に聴衆の育成拡大に力を注いでいる。2000年に特定非営利活動法人(NPO)となる。2002年10月イタリアツアーで好評を博す。平成2年度 藤堂音楽賞受賞。平成14年度京都新聞大賞文化学術賞受賞。公益社団法人日本オーケストラ連盟準会員。
びわ湖ホール声楽アンサンブル BIWAKO HALL Vocal Ensemble
監修:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督) 専任指揮者:本山秀毅
びわ湖ホール独自の創造活動の核としてびわ湖ホール開館の年の1998年3月に設立。ソリストとしての実力は言うまでもなく、アンサンブル、合唱の中核となり得るバランスのとれた声楽家により構成されている。びわ湖ホール自主公演への出演を主な活動としており、「びわ湖ホール オペラへの招待」や「沼尻竜典オペラセレクション」「びわ湖ホール プロデュースオペラ」などのオペラ公演やオーケストラ公演への出演のほか、定期公演では、オペラ曲のみならず、歌曲・宗教曲・合唱曲など多岐にわたる声楽曲に取り組んでいる。また、滋賀県内の学校を対象としてオーケストラ公演「音楽会へ出かけよう!」への出演や、学校へ出かけて「学校巡回公演」や「ふれあい音楽教室」を実施するなど、音楽の普及活動も積極的に行っている。さらに、依頼を受けて全国各地でも多数の公演活動を行うなど、日本初の公共ホール専属声楽家集団として各方面から注目を集めている。2013年大津市文化賞受賞。