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小山実稚恵(ピアノ)&川本嘉子(ヴィオラ)
3大B(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)のデュオ、
いよいよスタート!

2018年12月4日

日本を代表するピアニスト小山実稚恵さんと、ソリスト、室内楽奏者、そしてオーケストラ奏者としても今もっとも日本で活躍するヴィオラ奏者、川本嘉子さんによる、待望のデュオが、いよいよ12月22日、第一生命ホールでスタートします。

非公式の場で共演したことがあり、いつかはじっくりデュオに取り組みたいと長年その思いを温めていたというおふたり。第一生命ホールでは、2016年に川本さんが所属するアルティ弦楽四重奏団と小山さんとの共演が実現し、そのあまりのすばらしさに、2018年からの「小山実稚恵の室内楽~ブラームス、熱く深い想いをつなげて」シリーズ実現にいたりました。

シリーズ第1回となったのは、9月の小山さんとアルティ弦楽四重奏団による公演。(この公演はNHKによる収録が入り、12月3日にNHK-BSクラシック倶楽部で放送されました!)この9月のリハーサル終了後に、小山さん、川本さんのデュオの写真撮影を行いました。

IMG_3530.JPG「演奏している写真も撮影させてください」とのカメラマン大窪道治さんからのリクエストに、小山実稚恵さんが楽譜を用意してピアノの前に座り、川本嘉子さんがおもむろに楽器を構えました。

その瞬間......!

溢れだす音楽に、客席内にいたスタッフ全員が思わず息をのみ、気づけばそれぞれ思い思いの座席に座って耳を傾けていました。そのまま、ブラームスのヴィオラ・ソナタの楽章がひとつ終わるまで、ホールの中の時が止まったようになったのです。

川本さんほどすばらしい音色で深々と歌うヴィオラ奏者が、豊かな音楽性で私たちを魅了してやまないピアニストの小山実稚恵さんと組むデュオ、ということで、もちろん素晴らしいとは確信していましたが、これほどとは......! 

川本さんのヴィオラの音は優しくそして艶やかで力強く、小山さんのピアノはそれにぴったりと寄り添いながら、時に語りかけ、時に歌い、深く包み込んでくれるよう。

ぜひこの音楽を、皆さまにも第一生命ホールでも堪能していただけたらと思います。

★_サイズ小0KU9823(C)大窪道治.JPG(C)大窪道治

川本さんがインタビューでも語っているように、ヴィオラはどちらかといえばマイナーな楽器と思われがち。それが名手の手にかかると、逆に「これまで聴いたことのない」「他では聴けない」世界に私たちを誘ってくれることになるのです。

小山実稚恵&川本嘉子インタビューはこちら

(インタビュアーは、ヴィオラ弾きでもある音楽評論家の山田治生さんです)

ただ、ヴィオラは最近注目が集まってる楽器でもあります。日経新聞には、4月に「ビオラ、もう『地味』じゃない ソロ演奏の場広がる」という記事が。(こちらも、トップに川本さんが紹介されています!)

そう、もはや地味どころではないヴィオラで自由自在に歌う川本嘉子さんと、それを深く熱い想いで支え、ともにすばらしい宇宙を作りだす小山実稚恵さん。

バッハ、ベートーヴェン、ブラームスとともにすごす2時間の異空間をお約束するコンサートは、12月22日(土)です。

ブラームス、熱く深い想いをつなげて 第2回
小山実稚恵&川本嘉子
ヴィオラ&ピアノ・デュオ I

■日時:2018年12月22日(土) 14:00開演
■会場:第一生命ホール
■出演:小山実稚恵(ピアノ) 川本嘉子(ヴィオラ)

■曲目:<3大Bプログラム>
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番ニ長調 BWV1028
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69(ヴィオラとピアノ版)
ブラームス:「F.A.E.ソナタ」より 第3楽章スケルツォ(ヴィオラとピアノ版)
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1

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